こんにちは(^.^)台風の影響で、湿度が高く不快になりますね。昨日から、24時間ずっと除湿しているのに、なかなかすっきりしなくて困ります。24時間と言えば、夜中も寝る時間を削って勉強をしている方がいらっしゃいますね。徹夜勉強という、効率的にはどうなのかと思う勉強方法だと思います。では、24時間の限られた時間で効率的な勉強はいつでしょう。まず、お薦めしたいのが「朝学習」です。通勤時間や学校に行くまでの朝の30分~2時間を勉強の時間に充てるというものです。他にも理由があるのかも知れませんが、中高一貫教育の中等部では、朝学習の為に登校を30分早目させているところも多いようです。さて、何故朝学習を薦めるのか、そのメリットをご説明します。しかし、もちろんデメリットもご説明しますね。朝学習と聞くと、早起きが苦手な方は『頭が回らな~い。』となります。しかし、あなたが寝ている間に、脳は記憶の整理をしているのです。脳には海馬という『記憶』を『情報』として結び付け、整理収納する場所があります。しかし、収納する場所の容量が無制限であったら、見たもの聞いたもの全てを記憶する事になってしまいます。そんな事をしていたら、情報が溢れて大変な事になるので、就寝中に記憶の中で『必要』か『不必要』が選別されて整理収納されるのです。よく『寝たら忘れた。』なんて事がありますが、これは海馬が必要ではない記憶と判断して、勝手に削除した事が原因なのです。例えば、起きてから寝るまでに100の記憶をした場合、就寝中に海馬が整理収納する為に勝手に50を削除すれば、目覚めた時には50の空き容量が生まれているといったイメージになるのです。だから、朝学習は『新たな記憶』を受け入れ易い脳の状態で、勉強ができると言う事になるのです。さらに、朝は『ドーパミン』や『アドレナリン』といった脳内物質が最も多く分泌されるので、朝の時間帯は勉強するのに最適と言えるのです。では、朝学習での勉強のやり方の要点になりますが、就寝前に暗記し朝に復習する方法が良いでしょう。まず、就寝前に毎日漢字を数個覚えて下さい。もちろん、就寝中に海馬が『必要』か『不必要』かを判断しますので、なんとなく覚えた漢字は削除されてしまいます。しかし、このままでは『せっかく覚えたのに忘れてしまった。』となってしまうので、前日の漢字を朝学習で復習して下さい。そうすると不思議な事に、海馬は『勝手に削除したけど、必要な漢字だったんだ。』と認識して、しっかりと保存をしてくれます。また、朝学習の場合は、出社や登校の時間が決まっていますので、制限時間内にやらなくてはいけない為、集中力を維持しながら勉強出来る効果もあるのです。では次に、説明したくないデメリットですが、就寝時間が遅い時に朝学習のために早起きをすれば、睡眠時間が短くなります。そうなると、海馬が行う睡眠中の整理収納である『記憶の定着』があまりされず、そのうえ眠気と疲労感だけが増大されます。この状態が継続されると『寝る時間を削って、一生懸命勉強しているのに。』なんて事になってしまいます。効率的な勉強は、睡眠があってこそなので、無駄な徹夜勉強はなるべくやめましょうね。