知らない
こんにちは。7月に入って、夏を感じる日が少ないですね。
25度以下の日が、7日もあるようで「冷夏の作物被害」が心配されます。
特に日本人の主食「お米」の収穫にも、日照不足で深刻な問題になりそうです。
またタイ米などの輸入米が必要になるのでしょうか。
実際には、氷河期なので寒くても普通と考えられるのですが、お米をはじめとする農作物の不作は困りますよね。
世界的に、自然災害に見舞われているので、これから心配だと感じています。
中には「米がとれないなら、パン食にすれば良いでしょ。」なんていう人もいるでしょうね(笑)
パンは何から作られているかを勉強しましょうね。
さて、鰤や鰈は切り身で泳いでいる、ジャガイモやサツマイモは木になっているなどと、真の姿を知らない人が増えています。
その一方、魚の捌き方やだしの取り方を教える教室は満員御礼となっています。
何故か、100か0かの感じがしてしまいます。
昔の魚屋さんがあれば、捌き方を教えてもらう事が出来ました。
昔の乾物屋さんがあれば、だしの取り方を教えてもらう事が出来ました。
価格だけを天秤にかける時代、便利さだけを天秤にかける時代と共に、付加価値を見失っていった結果、お金を掛けて付加価値を買わなければならなくなったようです。
有名企業がクラウドファンディングを利用して資金集めをしているのも、資金に付随する付加価値が欲しいからなのでしょう。
物を消費していた昭和から、ことや時を消費する平成に変わり、令和は何を消費するのかが見えて来ていますね。
これからは、知るを消費する令和になって行くのだろうと感じています。
しかし、昭和には商品を買う事で無料だったことが、令和になって商品から切り離されひとつの商品に変わっていくのでしょう。
知識や情報が、物やこと、時に変わり商品として消費されていくのかも知れません。
知らない人が知るを購入していくのが、これから始まる令和の世の中かも知れません。
それは、安さだけを求めた代償として、以前は無料だったものにお金を払わなければいけない時代なんだとも感じています。
だから、知らないという事がこれから一番お金が掛かる時代とも思えます。
現在でも、知らない為に人から教わる事に、かなりの支出をしなければいけないのを実感しているとは思いますよ。
2019年07月12日 10:46